「お前は俺の事好きか?」


後ろからの疾風のぬくもりと耳元で囁かれる甘い声・・・

「私は・・・」

顔が熱い・・・・
きっと赤くなってるんじゃないかな・・・


なんと言えばいいか分からず、
しばらく黙り込んでいると、疾風の吐息が耳にかかった。

「叶愛・・・・」

耳元で名前を囁かれる。

体が震える。
本能的なものなのだろうか・・・


私のこの気持ちは・・・

疾風と同じモノだよね?


「私も・・・疾風が好きです」

「・・・あ~・・・嘘じゃねぇか?」

「・・・嘘ついてるように見える?」

「っふww見えねぇよ・・・」

いつまでも余裕そうな涼しい顔をしている疾風。
でも・・・少し顔が赤く見えたのは・・・

気のせいだったかな?