その顔… そういう顔が見たいんだよ。 俺は危ない奴か?なんて思ったりもするけど。 そのまま何も言わずに萌をジッと見つめた。 萌はすこし照れくさそうに俯く。 観覧車はあと少しでてっぺんに到着する。 ドキドキしすぎた萌はそれすら気づいていないらしい。 あんなにはしゃいでいたくせに。 まあ…、俺が気づいてるからいいか。 ――…さっき、 ロマンチストは同じだって言っただろ? だからな… 「…んっ。」 俺もてっぺんでキスがしたい。 観覧車が頂上に差し掛かった瞬間、俺は萌にキスをした。