ミサトとのぎこちない関係、 周りに色々言われること、 恭史郎への想い… 全てを一人で抱え込んで どんどんボロボロになっていく姿をただ見ていたから。 ベットですやすやと寝息を立てる萌の髪を撫でる。 そのまま頬に触れると嫌そうに顔を歪ませた。 「ごめんとは言わねえよ。絶対幸せにするって決めたから。」 誓うようにその手を握る。 もう戻れない――・・・ だから早く… 俺を好きになれ。