触れられた瞬間ビリッと痛んであたしは顔をしかめた。 「俺がお前につけた印。」 「へっ…?」 急に顔が赤くなっていくのがわかる。 バッ!!! あたしは急いで鞄から折り畳み式の鏡を取り出して確認する。 確かにそこには赤い点のような痕が残っていた。 それは制服の襟で隠れないところについている。 これから学校だっていうのに 嘘でしょぉ~…。 あたしはガックリと肩を落とした。