「こう言う色になりたくて、染めてるんだ。」 『うん……』 「お前はその髪が嫌いか?」 嫌い……? この髪の所為で酷い目に色々あった。 だけど…… 『……自分の銀だもの。好きに決まってる…』 「……なら、俺たちみたいに染めなくても良いって事は良い事なんじゃねえの?」 っ‼ 『……馬鹿ぁ!!!!!!!!!』 大声出しながら、思いっきり泣き叫んだ。 泣いたのはあの、地獄の雨の日以来。 けど今日は……… 快晴。