もう離さないよ……モカ。 指を絡め合って愛を囁き合う。 熱を帯びた体が重なって とろける夜を過ごしたの……… あんなに淫らに堕ちていくモカを 狂おしいほどに愛した。 悶える姿に興奮して この手で、壊した。 大きな瞳をキラキラ輝かせて 「ミッちゃん」と呼んでいたその唇。 今では泣きながら「ミッちゃん…!」 と叫び、イかせてほしいと乞う。 ひとつの布団にくるまって迎える 夜明け。 規則正しい寝息をたてるモカに キスをした。