謎過ぎる…。
キーンコーンカーンコーン…
「あ、昼休み終わってしまいましたね。」
「紅茶ありがとうございました。」
「いえいえ。」
それでは、と私は教室へ足を進めた。
黒間Side
ガラガラ…
ドアが閉まって視線を本に向ける。
「どうやら成功したようですね。」
あの紅茶はちょっと特別な物が入っていた。
味に支障はないが、すぐに効果が出やすい。
“男嫌いに効くまじない”
この効果がいつ切れるか分かりませんが、少しでも役に立つことを祈ってます。
空になったカップをお盆にのせて立ち上がった。
黒間Side 終



