「ご飯食べに行こうっと…。」


午前の授業も終わって、昼休みになった。

廊下を歩いていると、黒間先生が大きな荷物を持っていた。



「黒間先生…どうしたんですかそれ。重そうですね…。」


「あぁ、これですか？今日のご飯なんです。」

……学校に住み込みってこと？


な、謎だ。

秘密主義者なのか何も知らないし、どんな人なのかもさっぱり。


「なんか…大変そうですね。」

「暇でしたら来ますか？今昼休みですしお茶も出しますよ。」


「へ？」

強引に引っ張られ、そのまま引きずられるようについて行った。