「それでは、生徒会からの挨拶です。」



「お、おはようございま…す。とってもいい天気で…じゃなかった。
生徒会に新しく入りました、

高野崎です…よろしくお願いします。」



それだけ言うと、

隣の花森さんが奪うようにマイクをとった。



「それでは新人の挨拶が済んだところで。
僕、副会長の花森隼人(はなもりはやと)が司会を勤めさせていただきます。」



ニコッと全校生徒に笑顔が向けられる。

心なしか、女の子は頬が赤い。



何の魔法を使ったんだ一体…。