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「……駆兄…何すんだよ?!離っ…!」



ベッドから立ち上がろうとすると押さえつけられる。



「黙れ。お前に兄なんて言われる筋合いはない。」

「 」


光が消えて真っ黒に塗りつぶされる。



「…ははっ…そうかよ。俺は捨て駒ってか?血を分けた兄弟のくせに。やっぱりアイツが大事なんだな。」



狂ったように口だけ笑みを作る。


「あぁ、大事だ。少なくともお前より。」


「……話はそれだけだろ。帰れよ。」



「…………。」


歩き出す駆に背を向けて布団を頭まで被る。