放課後。 「おい、そこのお前。ちょっと来い。」 「え?」 帰る前に図書室によろうと歩いていると 突然後ろから手を引っ張られ、 ずるずると引きずられるようにして歩く。 だ、誰!? 後ろを向こうにも精一杯で、相手の背中すら見えにくい。 ん?この見に覚えのある背中は…。 「か、海王子さん?」 「俺様以外の誰が居るんだ!全くこれだから…ぶつぶつ。」