「遠慮しておきます!」 踵をして歩き出すとパシッと腕を掴まれる。 「待てって。」 「何ですか…。」 「――アンタに話があるんだよ。」 話って??何だろう? ここでは何だから、と私の腕を引っ張りながら生徒会室に来た。 「話はなんでしょうか…。」 「アンタ、高野駆とはどういう関係だ?」 高野駆。 そうハッキリ言った。 「どういう関係って…先輩後輩ですけど…。」