とりあえず運ぶかと言うと、黒間さんと一緒にソファーに横にさせていた。


無事だといいけど…。

なんだか悪いことしちゃったな…私。


「……。」


「気にしないでください。海王子君にも否はありますから。」

「…はい。」


一応言うけど先生達と私は物凄い距離をとっている。

はたから見れば異様な光景だ。


「そう言えば君はなんて名前なの?」


「高野崎…です。」

「じゃ、高野さんよろしくね。」


柔らかい笑顔を向けられ、小さく頷いた。