「くそ…っ!」
沖田は汗を拭くと、突きの構えに入る。
「総司の奴、三段突きを出すつもりかっ!?」
近藤は驚いていた。
ただの腕試しで三段突きを繰り出すなんて、いつもの沖田では有り得ない。
それ程、彼が追い込まれているという事だろう。
土方は何も言わず、試合を見つめていた。
「はぁっ!」
沖田の三段突きが美桜里に向けて、放たれる。
彼女がそれを受け止めきれないと誰もが思った。
が、しかし、美桜里は沖田必殺の三段突きさえも交わしてしまった。
そして、沖田の竹刀が吹き飛んだ。
――決着がついた。
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