「トシ。一体何だ、これは?」
そんな事を考えていると、騒ぎを聞き付けた近藤は土方の横に立った。
「近藤さん…」
弟弟子である沖田の成長をずっと見続けていた近藤も今、彼が陥っている窮地に動揺している。
「芹沢さんの提案で川綵の腕試し中だ」
「腕試し…?しかし、俺には総司が押されているように見えるぞ」
「ああ、俺もだ。近藤さん、この試合…、下手したら、総司は負ける」
近藤は土方の言葉に試合を行っている二人に視線を戻した。
沖田は汗をかき、肩を揺らして呼吸をしているのに対し、美桜里は汗をかく所か、呼吸すら上がっていない。



