「…分かった。相手は誰にさせるつもりだ?」 「そうだな…。沖田、貴様がやれ」 「俺ですか?」 指名された沖田は嬉しそうに笑みを浮かべる。 腕試しの相手が決まり、芹沢は美桜里の襟首を掴んでいた手を離した。 ようやく解放された彼女は芹沢を睨みつけた。 「何故、私が腕試しをしないといけないんだ?」 「細かい事は気にするな」 芹沢は美桜里の言葉を軽く受け流した。 そして、愛用の鉄扇を広げ、道場の適当な場所に腰掛ける。 そんな芹沢の態度に苛立ったらしく、美桜里は額に青筋を浮かべていた。