―――――――― ―――――― ―――― ―― 「んっ…」 目覚めた時には辺りは既に日が落ち、真っ暗だった。 美桜里は枕元に置いてある荷物を取ると、静かに障子を開けた。 そして、物音を立てないように廊下を進む。 怪我が治るまで居ようとしたが、後々面倒な事になりそうだと感じた美桜里は脱走を試みようとしていた。