―――――――― ―――――― ―――― ―― 「美桜里!しっかりしろ、美桜里!」 完全に意識を失った彼女を陽真はこちらに呼び戻そうと、名を呼んだ。 しかし、彼女から返事が帰って来ることはない。 「…っ!?」 ふと彼女の顔に笑顔が浮かんだ。 「やっと会えたんだな…、美桜里…」 陽真の頬に涙が静かに伝った。 己の腕の中で笑みを浮かべる桜のような少女は大切な人…、愛する人の元へ逝った。 それは空が蒼く澄み渡る日だった――。