「弁天台場を攻めさせてたまるかよ…」 あそこには新選組の奴らがいるんだからな――。 一本木関門に差し掛かると、目の前に新政府軍の兵士達がいた。 「邪魔だ、どけぇええ!俺は新選組を、美桜里を守んねぇといけねぇんだよ!!」 ――パァン! 銃声と共に腹に激痛が土方を襲った。 「うぐ…っ」 体勢を崩し、土方は馬から落ちた。 彼の腹の真ん中にはさっきの狙撃で出来た穴がある。 まずいな、血が止まらねぇ…。 「最期に…、会いてぇよ…。美桜里…」 土方はそのまま意識を手放した。