咲き舞う華は刻に散る



翌日、五月十一日――。



土方はいつもより早く目が覚めたため、机に向かい、文を書いていた。



彼女に向けての最初で最後の文を…。



すると、扉が勢いよく開く。



そこには息を切らした兵士がいた。



「どうした?」



「べ、弁天台場が孤立しているそうです!」



「何!?」



弁天台場には島田を含めた新選組の隊士達がいる。



土方は部屋に来た兵士に馬を用意するように言うと、彼女の部屋に向かった。