それから数日後。
美桜里は仕事をしている土方に茶とお握りを持って行った。
ちなみにお握りは彼女の手作りだ。
「土方、入るぞ?」
「ああ」
扉を開けると、机に向かう土方と長椅子に座る大鳥が目に入った。
「あ、大鳥さん」
「ご無沙汰してるよ、川綵さん」
「今、お茶を持って来ますね」
「ああ、構わないよ。もうそろそろ仕事に戻らないと行けないし。その代わりにお握りを一つもらうよ」
そう言って、彼はお握りを皿に一つ取った。
「待て、大鳥さん!その握り飯は…っ!」
土方はお握りを食べようとする大鳥を止めた。
しかし、それは時既に遅し。
大鳥はお握りを食べていた。



