そして、回天から垂らされている縄で身体を縛られる。
「ちょっ…」
「大丈夫だ、俺が支えてやる。だから、少しだけ我慢しろ」
土方は美桜里を抱き寄せると、甲鉄の甲板を蹴った。
二人の身体は引き寄せられるように回天に近付き、その後は兵士達が縄を引き上げてくれた。
甲板に降ろされた美桜里は土方によって、治療された。
「まったく、俺を庇って、怪我をするたぁ…。馬鹿か、お前は」
「うるさい…。それが命の恩人に対しての言葉か?痛っ…」
そろそろ傷が治る激痛が来てもおかしくない頃か?
そんな予感が彼女の頭によぎる。



