咲き舞う華は刻に散る



「…そうか。美桜里、俺達との約束忘れてないよな?」



「忘れてないよ。『無理はするな。そして、死ぬな』だろ?」



美桜里が小さく笑って見せると、彼も笑った。



それと同時に回天が甲鉄に接舷された。



「く…っ」



美桜里は身体に重い衝撃が走り、体勢を崩した。



しかし、どうにか今の体勢を維持し、美桜里は刀を抜き放つと、船の欄干に立つ。



「行くぞッ!!」



土方は刀を抜き身にすると、甲鉄に飛び降りた。



「了解!」



美桜里も彼の後を追った。



着地と同時に甲板にいた新政府軍の兵士を斬り伏せる。



後から来た旧幕府兵達も各々に敵を斬って行った。