咲き舞う華は刻に散る



ふと、土方は少し離れた所で双子と遊ぶ美桜里に視線を移した。



そこでは三人寄り添って、仲良く眠っている。



桃果は立ち上がると、三人に布団をかけた。



土方は三人の寝顔を見に、近付いた。



「よく寝てるぜ…」



出会った頃は幼さが残っていた美桜里の顔だが、それは今はすっかり抜け、大人の女になっていた。



土方は美桜里を起こさないように綺麗な藍色の髪を梳いた。



すると、桜のような甘い香りが彼の鼻孔をくすぐる。



「土方さん」



「(やべっ、英さん達もいたんだった)」



どうやら、土方は英達の存在を忘れる程、美桜里に見惚れていたらしい。