咲き舞う華は刻に散る



美桜里はふと周りを見渡した。



「美桜里」



「川綵、頼む」



「美桜里様」



会津公や斎藤、泉羽も美桜里が仙台へ行くことを望んでいる。



こんなたくさんの人に言われては美桜里は何も言えなかった。



「…分かった。私は仙台へ行く」



涙が溢れて来る瞳を伏せ、美桜里はそう呟いた。