「何故ですか?」 「会津は新政府軍に降伏する」 「降伏するって…。会津はまだ落ちてない!それなのに、負けを認めるんですか!?」 「美桜里様!」 美桜里は会津公に向かって身を乗り出した。 しかし、隣にいた泉羽に止められる。 「これ以上は死者を増やすだけだ」 「…っ!!」 美桜里は悔しそうに唇を噛み締めた。 会津が降伏するなら、私は――。 「私も此処に残ります」 「それは駄目よ」 美桜里の言葉を拒否したのは会津ではなく、聡だった。