壁の破片が辺りに飛び散る。 その一つが美桜里の頭を直撃した。 「…っ!」 美桜里は破片が治まった頃を見て、小夜の上から退けた。 「小夜…!」 「う…っ」 小夜はゆっくり顔を上げた。 見た感じ怪我はないようだ。 「小夜、怪我は…」 「触んないで!汚らわしい!」 美桜里は彼女に手を差し出したが、その手は振り払われた。 すると、乾いた音が辺りに響く。