沖田はふと視線を外に向けた。 春の陽射しが入り込むようにと美桜里が開けてくれた障子戸。 その開け放たれた障子の向こうには桜が美しく、儚げに咲いている。 その桜の姿が愛しい彼女の姿に重なった。 すると、暖かい風が吹き、桜の花びらが部屋の中に舞い込んで来た。