「ちゃんと食べないと、身体によくないぞ?あと二口くらい食べられないか?」
「…無理」
「二口だけだよ?食べられない?」
「…やだ、食べない」
美桜里は拗ねた子供のように視線をそらす沖田を諭す。
しかし、彼は頑なにそれを拒否した。
まるで、子供の相手をしているようだった。
それでも、美桜里は引かなかった。
「総司」
「う~ん、分かったよ…。その代わり、美桜里が食べさせてくれるならね」
沖田はいつもの意地悪そうな笑みを美桜里に向けて来た。
私が総司に食べさせる…?
もしかして、これは世に言う…。
『はい、あ~ん』
『あ~ん』
『美味しい?』
『うん、美味しい♪』
美桜里はそれを頭の中で想像し、顔を青ざめた。



