「総司、ご飯だよ」 美桜里は土方の命で離隊し、沖田の看病にあたっていた。 泉羽は主である美桜里について来ようとしたが、彼女はそれを断った。 泉羽の力は土方の役に立つと思ったからだ。 「うん、ありがとう」 沖田はゆっくりと布団から身体を起こした。 労咳が日に日に悪化し、彼は床に伏せていることが当たり前になっていた。 美桜里は身体を起こした沖田に食事である粥を差し出す。