皆が解散すると、美桜里は一人縁側にいた。 鯉口を切り、刀を抜くと、スラリと刀身が現れた。 「伊東甲子太郎…、難儀な奴よ」 月明かりで光る刀が美桜里の美しい緋い瞳を映す。 それに映る彼女の瞳は少し哀しんでいるように見えた――。