「副長、一先ず部屋に戻りましょう。川綵が混乱しています」
「……。そうだな」
呆然と立ち尽くす美桜里は土方に襟首を引っ張られながら、部屋に戻った。
そこで美桜里や沖田、原田や永倉は土方と近藤から真実を聞かされた。
「つまり、斎藤は土方の命令で間者として御陵衛士に行っていたのか?」
「ああ」
話を聞いて、やっと美桜里はすべてを納得していた。
「んで、何か収穫はあったのか?」
永倉の問い掛けに斎藤はコクリと頷いた。
そして、淡々と『収穫』を話し始めた。
「伊東は倒幕派と繋がっている。そして、新選組局長の暗殺を目論んでいる」
斎藤の言葉に室内の空気が凍り付いた。



