「――り、―おり、美桜里!」 「ッんな!?」 ハッと我に返った美桜里の真横には沖田の綺麗な顔があった。 間近で彼の顔を見て驚き、美桜里は咄嗟に顔を引っ込める。 「なななな、何だよ、いきなり!?」 「何だよはこっちだよ。だって、美桜里。せっかくお洒落して団子食べに来たのに、ぼうっとして、食べないんだもん」 彼女は今、沖田と甘味屋に来ていた。 しかも、美桜里は以前買ってもらった女物の着物を着、女の格好をしている。 理由は簡単。 沖田に半強制的に着せられたのだ。