咲き舞う華は刻に散る



それから一刻後――。



「おっろ、らけろってこい(訳:もっと、酒持ってこい)」



あれからずっと酒を呑み続けている美桜里の周りには徳利が既に二十本近く散らばっている。



酒に強いであろう彼女も二十本近く呑めば、酔っ払い、顔を赤くしていた。



しかも、呂律が回っていない。



「そろそろ、止めておけ。川綵」



「いらら!(訳:嫌だ)」



さすがに呑みすぎだと感じた斎藤が美桜里から徳利と猪口を奪う。



しかし、美桜里はそれを取り返そうとしていた。



「あっはははは!美桜里、面白いね!」



「笑ってる場合じゃないよ、総司…」



彼女の豹変っぷりが面白かったのか、沖田は腹を抱え、爆笑し、そんな彼を藤堂が困ったように見ている。