男装用の服は脱がされ、芸妓が着るような華やかな着物を着せられる。
髪も上げられ、化粧もされた。
一通り着替え終えると、美桜里は泉羽に連れられ、土方達がいる座敷に戻った。
無理矢理芸妓の格好をさせられた美桜里はかなり不機嫌だ。
座敷の前に着くなり、美桜里は思い切り襖を開けた。
「永倉ぁ…。貴様、後で絶対殺してやる」
彼女の殺意の込められた緋い瞳を目にした永倉は身体をビクリと揺らし、隣にいる原田の後ろに隠れた。
「馬鹿だな、お前も…」
少し離れた場所にいる土方の憐れみの言葉に、他も者も賛同するように頷く。
美桜里は自分の座っていた席にドカッと座った。
「お前が払えない程呑んでやる」
そう言うと、美桜里は再び酒を呑み始めた。



