咲き舞う華は刻に散る



「なぁ、美桜里ちゃん。女の格好をしてくれ」



「はあっ!?」



永倉の突然の提案に美桜里は驚き、猪口を落としてしまった。



すると、泉羽と二人の芸妓が彼女の脇を左右から掴む。



「な、何すんだよ!離せ、泉羽!」



「申し訳ありません、美桜里様。私、女の格好の貴女様を見てみたいのです」



泉羽は子供のようにウキウキとしている。



美桜里は彼女が助けてくれないことを察すると、永倉以外の者達に助けを求める視線を向けた。




しかし、助ける者は一人もいなく、彼女は半ば強制的に衣装部屋に連れて行かれた。