咲き舞う華は刻に散る



その日の夕刻――。



美桜里は土方、沖田、斎藤、藤堂、原田、永倉、泉羽と島原に来ていた。



「そういえば、美桜里。何で、さっきはキレてたんだ?直接お前には被害言ってねぇだろ」



「ああ、気分的にだ」



「どんな理由だよ、それ」



美桜里の珍解答に原田は苦笑いを浮かべた。



しかし、あの時美桜里が怒ったのはもっと違う理由があった。



人臭い所には行きたくない――。



たたたんにそれだけだった。



新選組で暮らしていることによって以前に比べ、人間嫌いがマシされた。



しかし、まだ人間嫌いが克服された訳ではなかった。