咲き舞う華は刻に散る



「沖田、大丈夫か?」



美桜里は直接山南の死に直面した沖田の所に来ていた。



沖田は部屋の真ん中で膝を抱えている。



「美桜里…?俺は大丈夫だよ。土方さんは?」



彼女の姿に気付いた沖田はこちらを振り返った。



彼は目の下を腫らし、頬にはうっすらと涙の跡が残っていた。



美桜里はあえてそこには触れなかった。



「相変わらず、酒を呑んでるよ」



「そう…。そろそろ止めた方が良いよ。あの人、自覚はしてないけど、酒弱いから」



「ああ、分かった」



美桜里は沖田の部屋を出た。
すると、部屋の中から嗚咽が聞こえた。



彼は山南を介錯してから部屋に篭り、泣いているようだった。



美桜里は彼をそっとしておくことにし、その場から離れた。