しかし――。
「…ああ、信じる」
「土方さん!!」
「総司、お前が言いたいことは分かる。だが、美桜里の詳細が分からねぇ今、こいつの言うことを信じるしかねぇだろ」
いつもなら、真っ先に疑う土方が敵と取れる者の言うことを信じている。
こんなこと今まで一度もなかった。
警戒心の強い彼が信じたとなっては沖田達もそれ以上は言えない。
「分かりましたよ、信じれば良いんでしょ。そこの君、もし、これが嘘だったら、俺は君を斬るから」
「構いません。私は決して、嘘は申しておりませんから」
泉羽はスッと立ち上がると、彼らにに背を向け、走り出した。
土方達も彼女の後を追った。



