咲き舞う華は刻に散る



「それは本――」



「まさか、信じるつもりですか?土方さん」



「…っ!?」



遮るように後ろから聞こえた沖田の声に、土方はハッと我に返った。



そうだ、泉羽が言っていることが偽りかもしれない。



泉羽はあくまで美桜里の兄である桐生に仕える忍び。



敵と考えた方が妥当だ。



罠という可能性もありえなくはない。



土方は決して味方とは言えない泉羽の言葉に惑わされそうになっていた。