「くそ…っ!こんなことになるんだったら、山崎に探らせておけば良かったぜ」
土方は自分の見誤りに苛立ち、髪を掻きむしる。
「やっと見つけました!」
苛立つ土方の目の前に影が一つ、降りて来た。
「お前は…っ!?」
そこには桐生の側近である忍び、泉羽がいた。
土方は咄嗟に刀の柄に手をかけ、臨戦体勢を取った。
彼女の姿に気付いた沖田達も身構える。
「何の用だ?」
「詳しく話をしている場合ではありません!美桜里様が…ッ」
冷静沈着な忍びであるはずの彼女がこんなにも慌てているということは余程のことなのだろう。
それを即座に察した土方は柄を握る手を緩めた。



