土方達は美桜里を見つけるために京中を走り回っていた。
しかし、心当たりのある場所を探すが、見つからない。
「ったく、何処行ったんだよ…。美桜里は…」
原田はそうぼやくと、汗を拭った。
彼以外にも京中を走り回ったせいか、皆疲れが見え、それぞれ足を止めて休息を取っている。
そんな彼らをよそに、土方は荒い呼吸を繰り返しながら、思案げに顎に手を当てた。
おそらく、美桜里は桐生の所に行った。
しかし、土方達は桐生の居場所など知らない。
心当たりの場所とは言ったが、あくまで美桜里がいそうな場所であって、桐生がいる場所ではない。



