「よく来たな、美桜里」 桐生は嬉々とした表情を浮かべると、美桜里に近づいてきた。 その瞬間――。 刀が発する横殴りの一閃が桐生の前を切り裂く。 「く…っ」 その一閃から上手く逃れた桐生だったが、頬から一筋の紅い線が浮かんだ。 「美桜里…、お前…」 桐生は頬に出来た紅い線をなぞると、美桜里を睨みつけた。 しかし、美桜里は向けられる 視線に怯むことはない。