そして、前文に至る。
「ふん…、使ったモン勝ちだ…」
土方は取り戻した発句集を袂にしまうと、副長室に戻ろうとした。
すると、山崎が広間に飛び込んで来た。
「副長ッ!大変です!」
「何だ、山崎。血相かいて…」
珍しく山崎が感情を表に出し、慌てている。
余程の事があった事は土方達にも分かった。
「川綵君が…っ!」
土方は彼女に何かが起きた事を瞬時に察し、副長室に走った。
沖田達も急いで身体を起こし、土方の後を追った。
副長室に向かっている途中、巡察から帰って来た斎藤と原田が目の前に現れた。
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