「どうしたんだ、この騒ぎは?」
「「「永倉組長!!!!」」」
平隊士達にはいつもは酒をかっ食らっているだけの筋肉馬…、いや、二番組組長が仏に見えた。
「それが――」
「新八、良い所に!ちっと手ぇ貸せ!断ったら、副長権限で一ヶ月の島原出入りと酒を禁じる」
平隊士達の言葉を遮るように、土方は走りながら副長という権力を使って永倉を脅した。
「やります!やらせていただきます!」
島原出入りと酒は彼にとって、剣術に匹敵する程大事なモノだ。
それらを禁じられたら、永倉は元気がなくなってしまうだろう。
そんな生活を送りたくない永倉は沖田捕縛に参戦した。
彼が加わった事により、屯所内での鬼ごっこ?はさらに白熱し、平隊士達は盛大に溜息を吐くしか出来なかった。



