しかし、京での彼女の生活は目に余るものだった。 あの一件以来、美桜里は人間嫌いになり、極力人間との関わりを持たずに生活をしていた。 人の出入りの多い日中は宿に篭って眠り、そして、人の出入りの少ない夜に散歩する。 そんな生活をしていると、よく浪士に絡まれていた。 絡まれる度に美桜里はその浪士を斬り殺した。 それが彼女にとって日常になっていたのだ。