「人ならざる者が人と共存など不可能なんだよ」 「黙れ…、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れッ!!」 「それに…父さんと母さんが死んだのは誰のせいだと思う?」 「それはお祖父様のせ――」 「違う。お前のせいだ、美桜里」 美桜里の目が見開かれた。 「お前が人間なんかと仲良くしたから、父さん達は死んだんだ」 「違う…」 父様と母様が死んだのは祖父と陽真のせいだ。 奴らの…、人間のくだらない欲と矜持のせいで両親は死んだんだ。 美桜里は桐生の言葉を否定するように自分にそう言い聞かせた。