「俺はこいつの何も知らない…」 土方は一年近く共に居て、幹部の中では一番近くに居たのに彼女の事を何も知らない。 それに親しくしていた幹部は居ないと言ったが、実際は違う気がする。 美桜里自身が自ら壁を作っていたようにも感じ取れた。 しかし、土方は彼女が親しく出来なかったのは自分達にあるのではないかと考えていた。 自分達が彼女を知ろうとする機会はいくらでもあった。 それなのにも関わらず、土方達はそれを行わなかった。 それがさらに彼女との間に出来た壁を厚くしてしまったのだろう。