咲き舞う華は刻に散る



「てめぇみたいなクソ野郎に美桜里は渡さねぇ!」



「ぐっ…」



土方達の反応が予想外だったらしく、桐生は顔をしかめていた。



「残念だったな、桐生」



すると、会津公は桐生の横から土方達の方に移動した。



「どういう事だ、容保?」



「新選組は余の部下だ。こやつらが美桜里を仲間というのなら、美桜里も余の部下。守らずして、どうする?」



会津公の言葉に家臣達は桐生の周りを囲んだ。



「おのれ、容保ぃ…ッ!」



桐生は悔しそうに歯を食いしばり、鬼のような形相で会津公を睨んでいる。



しかし、会津公はそれに動じる事なく、悠然と立っていた。