咲き舞う華は刻に散る



「なるほどな、約束は守るか…。人間にもそれは出来るようだな」



桐生は額に手を当て、「くくく…っ」と不気味に笑う。



顔は美桜里にあまり似ていないが、性格はそっくりなようだ。



笑っていた桐生だったが、笑いが止まると、土方達に嘲るような眼差しを向けた。



「だが、そんな事は俺には関係ない。早く美桜里を渡せ」



プツン――。



ふと、糸が切れるような音がした。



「さっきから聞いてりゃあ、コイツを物みてぇに扱いやがって…。コイツは物じゃねぇんだよ!」



今まで黙っていた土方だったが、桐生の美桜里に対する扱いが気に食わなかったのか、彼に向かって怒鳴った。